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| たびさぽーとおすすめ温泉 「塩原温泉郷」 | ||
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| 塩原の四季の渓谷の彩りに文豪達は魅了され、競うようにその美しさを文章にしたためた。 尾崎紅葉、徳富慮花、国木田独歩、夏目漱石、谷崎潤一郎、山岡荘八、大岡昇平、斉藤茂吉。 塩原に足跡を残していない文人を見つけることの方が難しいほどだ。 新聞小説で「金色夜叉」を連載した尾崎紅葉も畑下温泉「清琴楼」に滞在している。熱海の海岸で奈落の底に落とされた貫一は、塩原の自然に癒され、心の平定を取り戻すのだが、その風景を紅葉はこう描いた。 「回顧橋に30尺の飛瀑をふみて、山中の景は始めて奇なり。之よりゆきて道あれば水有り、水あれば必ず橋あり、全渓にして30橋」 塩原の自然は文豪の心を震わせ、言葉を尽くさせるようだ。渓谷の彩りは明治以来、現在もなお色あせてはないのには驚かされる。 紅葉にならって全長100メートルのつり橋を渡り、落差45メートル、豪快に飛沫をあげる回顧の滝を仰ぐ。 この巨大足湯のある門前温泉には、ボタンで有名な古刹の妙雲寺がある。緑したたる境内には「文学の森」があり漱石、紅葉、茂吉などの文学碑が30基近くも立つ。 塩原が文学の温泉郷と言われるゆえんである。 |